和テイスト
和の装いとして男の子は羽織袴、女の子は着物です。
着物の種類は男女とも正装、普段着とその中間の服があります。振袖や着流し、現代風アレンジされた着物ドレスのように様々な着物がそろっています。
本来の「着物」は冠婚葬祭などの場で着る礼服を指すことが多いです。
子供の着物
子供の着物は一つ身・三つ身・四つ身の3種類があります。その名は裁ち方の違いを表しています。和服地の並幅(なみはば)は約36センチメートル。 一反は大人一人前の和服が作れる分量で本裁ち(ほんだち) または、大裁ち(おおだち)が大人用の和服の裁ち方です。
―つ身から三つ身を「小裁ち(こだち)」、四つ身と五つ身を「中裁ち(ちゅうだち)」とも言います。本裁ち、四つ身は「大裁ち(おおたち)」です。
一つ身
赤ちゃんから2歳ぐらいまでの幼児用の着物で、小裁ちといいます。並幅の布を使い、背縫いをしない裁ち方。赤ちゃんのうちは肩揚げ・腰揚げをしないで、衿に付紐(つけひも)をして帯の代わりに結びます。手を動かし始めると、肩揚げをし、 歩き始めると、腰揚げをします。
三つ身
3歳~5歳。並幅の反物の、半反を使って仕立てます。 身丈の三倍で前身頃・後ろ身頃・袵おくみを裁つのでその名が付きました。
四つ身
4~12歳くらい。並幅の反物の身丈(みたけ)の4倍で身頃(みごろ)を裁つもの。また,その裁ち方で仕立てた着物。子供の成長に合わせて、肩揚げや腰揚げをして、丈や幅を調節します。
本裁ち、大裁ち
一反の反物で着物一枚を裁つ裁ち方。大人用の着物の裁ち方。子供用の場合は同じ裁っても子供用の大きさに縫い上げるので一見「四つ身」と変わりないのですが、裁ち方と構造の違いから「本裁ち四つ身」と呼びます。本裁ちにしておくと大人になっても着ることができます。